祈り 〜8月、9月のドリームシアター・トライアルオープンワークショップ

  • 2018.08.05 Sunday
  • 23:52

☆前回のワークでシェアされた、3人の夢から生まれた物語をご紹介します。

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<1>

村はずれの一本道を、おじいさんがひとりとぼとぼと歩いていました。
ようやく見つけた木陰に腰を下ろしぼんやりと空を見上げていると、大きな声がしました。
「これ、食べないかね」
振り返るとどこから現れたのか、色白で丸々と太った人がぷっくり膨らんだ餅を差し出しています。
「いや、わしはいい。仲間と一緒に村から逃げてきたが、気づいたら一人じゃ。わしはもう長くはない。わしのことはいいから、どうかその餅をみんなに届けてはくれんかね」
白い人はおじいさんの目をじっとのぞき込み、こくりと頷くとふっと消えました。
「不思議な人じゃ。あの人はお餅の神様かもしれん」。
おじいさんはそっと両手を合わせると、ほっとしたように静かに目を閉じました。

 

<2>
女の子が2人、空から降ってくる食べ物を楽しそうに分け合って食べています。
ここでは、ずっと昔から食べ物が空から降ってくるのです。
遥か昔、自分たちのために祈ってくれたおじいさんがいたことは、今はもう誰も知りません。
ふと女の子が空を見上げると、空にぽっかり浮かんだ大きな窓から誰かがじっと見つめています。
「もう片付けますよ」窓の向こうの人が突然言いました。
女の子は慌てて叫びました。「だめよ。これは私のもの。お腹いっぱいだけどまだまだ食べたいの!」
窓の向こうの人は、少し怒ったような少し呆れたような顔をして静かに首を振ると目を閉じました。

 

<3>
とてつもなく広い部屋の向こう側とこちら側に、オレンジの人と緑の人が腰掛けています。
それぞれ好き勝手に大声で話していますが、その声はどちらにも聞こえません。
昔、空から降ってきた食べ物をみんなで仲良く分け合っていたことも彼らは知りません。
ある日、オレンジの人がふと思い立ち、緑の人に向かって叫びました。
「おーい、こっちにおいでよ」
もちろん、緑の人には聞こえません。
でもオレンジの人との間の空気が微かに揺れた気がして、緑の人は不思議な気持ちになりました。
オレンジの人が諦めて呼ぶのをやめた時、ずっと続いていた微かな揺れがパタッと止まり、緑の人はなんだかとても寂しくなりました。
その時です。
オレンジの人と緑の人との間の微かな揺れから、小さな小さな光の粒が生まれました。
光の粒はキラキラと渦を巻きながら広がっていき、空高く舞い上がる龍のように大きくなりました。
オレンジの人と緑の人は、彼らの間(あわい)の存在にまだ気づいていません。

 

いつか彼らが気づく時、分断された過去と未来、分断された人と人、分断された神様と人との物語がきっともう一度つながって、静かな祈りとなって広がっていくのでしょう

(ワークシェア文まとめ・佐藤)。 

 

日時・会場:
8/19(日)

13:00〜17:00

 奥沢地区会館第2会議室(東急大井町線九品仏下車3
分)
9/30(日)

13:00〜17:00

 奥沢地区会館第2会議室(東急大井町線九品仏下車3分) 

 

参加費:3,000円(1回)

 

内容:五感・身体など、自分のすべてを使って夢と関わり、夢の歓び、表現の楽しさを実感するワーク。

 

対象:どなたでも参加できます。

 

ファシリテーター:依浮とし子(アートセラピスト、ドリームワークファシリテーター)
 

*準備の都合上、必ず前日20時までにお申し込み下さい。

 

☆お申し込みはこちらからどうぞ!

☆その他のお問い合わせはこちらから
 

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