目に見えるものと見えないもの、そして 私たちがつながれるわけ

  • 2016.07.15 Friday
  • 00:00

<2015年7月のメルマガより再録>


「本当に大切なものは目に見えないんだよ」(『星の王子さま』より)。

でも、「目に見えないもの」は、ほとんどの場合、「目に見えるもの」を通してしか、感じ取ることもできなければ、伝えることもできない。

そこに、人が生きることの、根底的な悲しみや崇高さがあるのではないだろうか。

最近ますます、人の一生は、暗黒の宇宙空間に生まれ、一瞬輝いては消えていく星々のようなものではないか、という気がしている。人はいわば、無限の中に抱かれた有限の存在なのだ。

人間は、程度の差はあれ、自分には感じ取れないものがあることに苦しみ、あるいは、感じ取ったものを表現しきれないことに悩む。

それぞれが、「自分」という時間的空間的制約や孤独の中で生きているということ−−これが、私の好きな著作家、ケン・ウィルバーの言う、「人が生きるということの本質的な悲劇性」なのだろう。でも、それがあるからこそ、人はつながりあうことがで
きるのではないか、という気がしている。

なぜなら、「それぞれが、自分の限界と格闘しつつ、それぞれの孤独を生きざるを得ない」ということこそ、私たち皆が共有している運命だから。

この世に生まれるということは、それぞれの孤独と限界を引き受けて生きるということに他ならない。

その勇気を心から称えたいと思う。

そして、自分自身を表現しよう、限界を押し広げようという格闘を、お互いに応援できたら、と思う。

「存在している」ことを英語ではpresentと言うけれど、本来、存在していることそのものが、世界にとって、そしてお互いにとって贈り物なのだから。
そういうことを、最近、折にふれて思っている。

 

(文・千葉)

 

 

 

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